喜屋武岬の伝説

琉王

2006年05月21日 18:26

 喜屋武岬。
本島最南端の地にして忌まわしき戦争の記憶の残るところ。
しかし、戦争以前にここにはかわいそうな女の伝説が昔からあるのだ・・・。

(ここから市川悦子風でお読みください)。
むか~しむかし、糸満にそれはきれいなおなごが住んでおったと。
そのおなごは村でも評判の美人だったそうじゃ。
そのおなごはふとしたことから隣村の男のところへ嫁ぐことになったそうじゃと。
昔の琉球のしきたりで、女子は自分の花嫁衣裳をつくっておった。
しかし、ちょっとした間違いから自分の鼻を切り落としてしまい、わが身を悲観して
女は喜屋武岬から身を投げたそうじゃ。
以来、喜屋武岬で「ハナモ~!!」と叫ぶとその女の霊が怒ってその人を高波に巻き込むんじゃ。
そんなことがあってから、喜屋武岬は別名「ハナモー崎」といわれるようになったんじゃと。

と、いうことです。間違っても喜屋武岬の絶壁の上に立って「ハナモ~!!」なんて叫んじゃいけませんよ。死にます。






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