2006年08月05日
ラスタについて考える
今日はちょっと日本を離れて遠くカリブ海のジャマイカのお話。ジャマイカといえばレゲエの発祥地であるわけですが、このレゲエという音楽ができたのはこのラスタがものすごく関係あります。もともとラスタは正式には「ラスタファリアニズム」といい、一種の宗教で、黒人のアフリカ回帰を特徴とします。でもって黒人王国を作ったエチオピア最後の皇帝、ハイレ・セラシエ一世を神の使い、または神そのものとして崇拝します。一般に「ラスタカラー」といわれる三色は実はエチオピアの国旗の色なんですね。なぜこの「黒人王国」がいわれるようになったかというと、やっぱり奴隷制でアメリカに連行されたアフリカ人が言い出したことなんです。1916年に「黒人王が即位する時のアフリカを見よ、その人こそ救世主である」とマーカス・ガーベイという牧師が言って、その後14年たってハイレ・セラシエ一世が即位したとき自分たちアフリカ人をアフリカへ帰してくれる救世主として崇拝するようになりました。彼は即位前の名前をラス・タファリ・マッコウネンといい、ここから「ラスタファリアン」の言葉が生まれました。でもって彼らの言語「パトワ語」というのは典型的なクレオール言語だそうですね・・・。しかし、エチオピアでのハイレ・セラシエ皇帝の愛称聞いたら絶対笑うな・・・。なんたって「アッババ・ジャノホイ」ですからねぇ・・・・・。
Posted by 琉王 at 23:14│Comments(2)
│音楽の話
この記事へのコメント
今ラスタカラー・ジャマイカンカラーの商品、至る所で見かけますよね~。
パトワ語、難しいです(>_<)
勉強中なんですが全然覚えられないです・・・
パトワ語、難しいです(>_<)
勉強中なんですが全然覚えられないです・・・
Posted by たゆき at 2006年08月06日 21:34
なんかパトワ語はキクユ語と英語が混ざったやつだそうです。アフリカはとてつもない言語がありますからねぇ・・・・。
Posted by yoshi at 2006年08月06日 21:46